毎年2月に開催される十勝の観光文化検定(とかち検定)。令和6年の開催は2月18日です。
過去問の転載が禁止されていますが今までの過去問は公式サイトから閲覧可能です。
この記事では令和3年に上級、初級をダブル受験し、合格した私の勉強方法や参考資料についてご紹介したいと思います!
十勝の観光文化検定とは
北海道十勝の自然や歴史、産業、食やスポーツ文化、観光など様々な側面から知識を問われる検定です。検定を受けることで十勝の魅力の再発見や歴史や文化の伝承につながることが目的となります。
合格者は観光ボランティア「ライフコンシェルジュ」として活動されている方もいるそうです!
上級・初級の2種類がありますがどちらも「地域学とかちガイドブック」からの出題となります。
受験場所
初級は帯広と札幌、上級は帯広のみで会場は受験票で確認する形になります。
受験料
上級5,500円(学生2,750円)、初級3,300円(1,650円)
過去3年の合格率
上級
令和5年度 35.3%
令和4年度 29.2%
令和3年度 40.0%
初級
令和5年度 81.3%
令和4年度 56.0%
令和3年度 89.8%
合格率はその年によってばらつきがあるのであまり参考にならないかもしれません。
試験内容
上級
出題数は66問、制限時間は120分で80点以上で合格になります。
四者択一問題、穴埋め問題(語群選択)、記入問題、記述問題です。
初級
出題数は45問、制限時間は90分で70点以上で合格になります。
四者択一問題、穴埋め問題(語群選択)、記入問題です。
初級、上級に一発合格した私の勉強方法
勉強期間
3ヶ月くらい
対策セミナーを受ける場合はもう少し期間が短くても良さそうです。
セミナーはオンラインか会場で受けられ、料金も1,000円なのでスケジュールが合うなら受けることをおすすめします。
私はセミナーを存在を知らなかったので受けていません。
上級は84点というギリギリの点数での合格だったのでセミナーを受けていればもう少し余裕を持てたような気がします。
またセミナーは受験に関わらず興味のある方は受けることが可能です。
公式テキストでの勉強方法
公式テキストはこちら
私が受験した年は帯広市の本屋さんで購入できました。
購入後、テキストを使いやすくするためにインデックスをつけました。
インデックスをつけた後は赤シートで消えるペンを使って重要そうなところに線を引きます。
赤シートで隠しながら何度も読み込んで頭に入れていきました。
十勝の地図や農産物の表、十勝のご当地キャラなど目で見て覚えやすそうなものはトイレの壁に貼って覚えました。
参考資料
文章だけだとどうしても覚えづらいので動画や雑誌、番組、歴史小説などを見て楽しみながら覚えるのもおすすめです。
参考にした資料を紹介します。
小説
十勝の開拓の歴史を物語として読むことができる「チーム・オベリベリ」はページ数も多く、読むのは大変ですが読むと知識がかなり深まるのでおすすめです。
物語として読んでも面白いので読書が好きな方はあまり苦にならずに読めると思います。
私も展開が気になって一気に読んでしまいました。
漫画
帯広農業高校が舞台になった「銀の匙」も知識を深めるのに役立ちました。農業のことだけでなく、ばん馬やばんえい競馬のルールなどについても触れているので読んで新しく知った知識もありました。
雑誌
観光雑誌は写真が掲載されているのでイメージが湧きやすく、受験対策におすすめです。
YouTube
YouTubeでは「十勝 観光」と検索して個人の方から企業のチャンネルまで見ていました。
十勝観光連盟のチャンネルを見たり、
特に北海道庁のオフィシャルチャンネルにある十勝観光プロモーションビデオはナレーション付きでテキストと似ている内容の動画なのでおすすめです。
また私自身が現在十勝に在住していて「北海道イコロチャンネル」で北海道のツーリングVlogを更新しているので参考になれば嬉しいです。
テレビ
テレビ番組では「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でちょうど十勝がロケ地になっていたので参考に楽しみながら見ていた息抜きにもなりました。
毎週テレビ番組を調べて十勝に関する特集があれば見るようにしていました。
NHKの朝ドラ「なつぞら」は十勝を舞台にした物語なので歴史背景が映像として頭に入りやすいかなと思います。
施設
時間があれば帯広百年記念館に行ってみるとさらに知識が頭に入ると思います。
私は受験日前日に帯広百年記念館に行きましたが「チーム・オベリベリ」にも出てきた帯広市指定文化財に指定されている絵を実際に見て感動した覚えがあります。
小説を読んでから行くと聖地巡礼のような気分になるのでおすすめです。笑
受験後の感想
上級はきちんと理解していないと難しいと感じました。
特に記述問題は指定のテーマについて自分の文章で知識を織り交ぜながら書かないといけないのでうろ覚えだと厳しいです。
指定された単語を3つ入れて記述するのですがの配点は10点なのでなるべく点数を稼ぎたいところです。
ですが、きちんと勉強すれば受かると思いますし、セミナーを受ければさらに合格率が上がると思うので今勉強されている方は是非そのまま頑張ってくださいね!