釧路〜中標津〜羅臼。道東2泊3日の旅!

お久しぶりの更新になってしまいました。

更新を待っている方がいるのかはわかりませんが、待っていた方がいたらお待たせしました!という気持ちです。

書こう書こうと思って先延ばしになるとネタ?が古くなってしまってそのまま更新しないで終わってしまうという悪循環でした。

YouTubeの方はなんとか遅くなっても更新しています。

北海道イコロチャンネル
2023年5月に東京から地元の北海道に帰ってきました。 クロスカブとアトレーワゴンで北海道を走り回ってます。 ツーリング、キャンプ、野生動物撮影など北海道を満喫中です。 「イコロ」はアイヌ語で宝物という意味です。 一度地元から離れたことで北...

今度こそ更新しようと思っていたので古くならないうちに更新です!

2/22~2/25に道東旅行に行ってきました・・・

ってもう旅行してから一ヶ月経ってました笑 

でもここで書かないとまた書けなくなるので記憶を呼び起こして書くしかありません。

脳の老化防止のためと思って書きます。

2泊3日の道東の旅

出発は帯広市。帯広市から羅臼までは5時間くらいかかります。(遠。)

知人から羅臼の流氷バードウォッチングに誘われ初めて行ってみることに。

9時出航の便に参加したいので前泊しないと間に合いません。

ということでせっかくなら2泊3日で道東を回ってみようと思ったのが今回の旅のきっかけです。

帯広〜釧路〜鶴居〜中標津〜羅臼〜美幌〜帯広のルートでの旅となりました。

1日目 鶴見台、伊藤サンクチュアリ、野付半島

出発!帯広〜釧路〜鶴居。鶴見台、鶴居伊藤サンクチュアリへ

北海道に移住してきて畑にいる鶴は見たことはあったものの鶴見台、鶴居伊藤サンクチュアリのどちらも行ったことがありませんでした。

帯広から鶴見台までは高速道路を使えば2時間、下道だと2時間半。

高速道路は楽ですが下道が好きなのでのんびり下道から行くことにしました。

2月下旬でしたがたまたま暖かい日が続いていて降雪もなかったので雪道の心配も一切なく安心して運転できました。(雪道大丈夫か不安で仕方なかった)

適度に休憩をとりながら釧路の海の景色に癒され、無事に鶴見台へ到着!

人里離れた場所にあるかと思ったら普通に市街地にあって通り過ぎそうになりました。

鶴が当たり前のようにたくさんいる光景にびっくり、、

11~3月にタンチョウの姿が見られ、1月から2月にかけてのピーク時は200羽近くもの個体が集まるのだとか。

一時は絶滅したと言われていたタンチョウですが釧路湿原でわずかに生息しているのを発見されてから保護活動が進められ、現在は1,000羽を超える個体数まで回復。

今でも餌の少ない冬季のみ、デントコーンを給餌しています。

釧路地方は一年を通してタンチョウが見られる珍しい場所なので海外からの観光客も来ていました。

給餌の時間が近いので落ち着きがなくなってきたタンチョウたち。

鳴き声もたくさん聴かせくれました。

市街地にいるタンチョウたちを見たところで今度はもう少し自然の多いところにいるタンチョウを見たいと思い、鶴居伊藤サンクチュアリに移動します。

鶴見台から車で10分くらいなので気軽に行ける距離です。

たくさんのカメラマンが来ていました。鶴見台には10人も人がいなかったのでこちらの方が人気なのかな。

こちらも海外の観光客が多く、日本語とは異なる言語が飛び交います。

どこかの国の方々が保温ポットを持ってきていて仲間内で温かいお茶を配っていました。

私も飲みたい笑

到着するとちょうど雪が降り始めてきました。タンチョウと雪の組み合わせが撮りたかったのでラッキーです!

雪の降る中、翼を広げて求愛ダンスを繰り広げるタンチョウ。

見た目だけではオスとメスを見分けるのが難しく、若干オスが大きいそうです。

オスが「コー!」と鳴いてそれに続いてメスが「カッカッ!」と鳴くのでそこで見分けがつくそうな。

全長140cmで翼を広げると240㎝にもなるタンチョウは国内で最大級の鳥類です。

白と黒のコントラストが雪景色によく映えます。素敵ね。

国の天然記念物でもありますが道民投票により、昭和39年に北海道の鳥としても指定されています。

雪景色と鶴の光景は北海道の冬ならではの景色なのです!

昔話の「鶴の恩返し」には鶴が美しい娘となって出てきますが

真っ白で美しい羽毛に漆黒の尾っぽ、色白で髪の美しい女性を想像する気持ちもわかります。

美しいという表現が本当にぴったりな鳥ですね。

鶴を撮影したのは初めてですが冬に雪が降る中、撮影ができて大満足です。

野付半島へ移動。ナラワラと流氷の幻想的な光景に感動する

中標津にホテルをとっていたので午後14時ごろに移動開始。

ついでに野付半島にも行くことにしました。鶴居伊藤サンクチュアリからは車で2時間くらい。

北海道ってほんと広いな笑

日暮れの時間も近付いてきて間に合うかドキドキしながら運転。

間に合った!むしろなんかちょうどいい時間。

ナラワラ?トドワラ?どっちなんだろう。

雲の隙間から差し込む光が幻想的。最果ての地のような雰囲気です。

道路を挟んだ向こうは海で海に行くと流氷も見れた!

奥には国後島もあって夕焼けに染まった国後島が綺麗。

風も強くて海が近いせいかめちゃくちゃ寒くて鼻水が止まらなかった。笑

この時、動画も回してたんだけど初めてみる流氷に一人ではしゃぎながらも寒すぎて動画と写真撮ってすぐ車に戻ってしまった。

太陽がないとこんなにも寒いので太陽のありがたみを感じる。

日本では北海道でしか流氷は見られなくて北海道の中でもオホーツクに面した地域でしか見られない貴重な光景。

流氷を見ていると自然の偉大さをすごく感じてこの大自然の中では自分は自然の一部でしかないんだなと自分の存在の小ささを感じる。

野付半島には特に何が見たいという目的もなく来たのですが、来てみて良かった!

夏の景色もいいのかもしれないけど(まだ行ったことない)、冬の景色も感動です。

時刻は17時に近づいて来たので明日に備えて今日はもうホテルへ移動!

セイコーマートで夜ご飯を買ってホテルへチェックイン。

ホテルモアンに泊まったのですが、天然温泉にも入れてコンビニも隣にあっていいホテルでした。


久しぶりの温泉に癒されたところで今日はおやすみ。

2日目、羅臼の流氷バードウォッチング、羅臼観光

温泉で温まり、心地いい眠りから目覚めた朝。

9時出航の便の20分前集合に間に合うようにいざホテルを出発!

ホテルからは1時間半くらい。

今日の予定は流氷クルージングの後に道の駅知床・らうすでランチをして国後展望塔に行くこと。

急遽、知床羅臼ビジターセンターにも行ってみました。

お目当ての羅臼の流氷バードウォッチング

私が今回利用したのはゴジラ岩観光の根室海峡クルーズです。

所要時間料金コース出航時間
約2時間半8,800円
+2,200円
(一眼レフカメラ持ち込み料)
撮影コース9時出航
利用したプラン

他にもたくさんの観光船があって乗り場にいろんな船が停まっていました。

事前に案内された1の乗り場へ向かいます!

すごくいい天気で寒さもあまり感じない!!!

自分が乗る船を間違えないように気をつけなければなりません。(間違えそうになった)

船の中を散策。屋内は暖かいので流氷の集まっているところまで船が進む間、ここで温まっていてもいいかも。

船のスピードが出ると一気に寒さを感じ始める。

帽子と鼻まで覆えるネックウォーマー必須です。

流氷の方にどんどん突き進んでいく船!快晴で空も海も綺麗。青い。癒される。

流氷の近くに船が到着。オオワシとオジロワシの群れが流氷の上にとまっています!

羅臼はオオワシにとって貴重な越冬地。

流氷の上に佇んでいる姿を見ようと海外からの観光客も多く、この日も観光船にはヨーロッパ系の方も乗っていました。

絶滅危惧種で天然記念物にも指定されているオオワシとオジロワシ。

世界的に見ても貴重な猛禽類たちが集まる流氷クルージングですがピークの季節になると700羽もやってくるのだとか。

国内最大の猛禽類であるオオワシは体が重いのである程度風があった方が飛びやすいそうです。

ちなみにオオワシは雌の方が大きく、体重は7〜9キロで雄は5~7キロ。

大きいのはなんとなく雄なのかと思っていたのでびっくりです。

そもそも猛禽類は雌の方が大きいのが特徴でした。

もちろんオジロワシも雌の方が大きいのが普通らしい。

猛禽類に詳しい人からしたらこんな基本も知らないなんてと鼻で笑われちゃいますね。ぐすん。

今回のクルージングは9時出航ですがカメラマンに人気があるのは日の出前に出航する早朝便。

朝日と共にオオワシが撮れるので人気の便となっています。

私は初めての流氷クルージングだったので9時出航にしてみました。

明るさ的にはもちろん9時台の方が撮りやすいですが来年は頑張って早朝便に乗ってみようと思います!

撮影で使用したレンズは Canon RF100-500mm F4.5-7.1でAPS-Cである EOS R7を付けて撮影しました。

朝日と撮るならこのレンズじゃ暗すぎて難しいかもしれません。。

流氷のある景色も撮影したければCanon EF16-35mm F4L IS USMとEOS R6などの広角撮影ようのカメラを持っていくのもおすすめです!

オオワシとオジロワシを見れることにも感動なのですがこの日は快晴で流氷と空が綺麗なのも感動しました。

澄み切った青が美しくて。そこに浮かぶ真っ白な流氷を見ていると異国に来ているような気分になります。

遠くには国後島も見えます。

たくさん写真を撮りすぎて全部載せられないので載せられなかった分はこのサイトのAnimalphotoに載せておきます。

夏はシャチやイルカが見れるクルージングもあるので夏にもまた訪れたいですね。

あ、あとツーリングでも来てみたい。

ツーリングしている時に鹿とか熊にあったらめちゃくちゃ怖そうだけど。

2時間半ほどクルージングを楽しんで港に戻ります。

帰りはカモメたちが付いてきてお見送りしてくれてるみたいでした。(餌が欲しいだけ)

道の駅知床・らうすで昆布ラーメンを食べる

船から降りるとちょうどお昼の時間だったので観光船乗り場のすぐ近くにある道の駅知床・らうすでご飯にします!

海鮮丼やホッケ焼き定食やキンキ焼き定食、カレーなどメニューがたくさんあって迷ったのですが「羅臼昆布羅~メン」を食べてみることにしました!

程よい塩加減が美味しい。

麺は昆布麺でスープは昆布とサケ節、塩は昆布塩、トッピングはとろろ昆布と刻み昆布。

羅臼の海が作り出した美味しいラーメンです。

後から知ったのですが一番人気のメニューでした!値段も850円とリーズナブルでまた食べたくなる味です。

2階のレストランからは景色もよく見えます。

景色を見ながらゆっくりご飯。幸せな時間です。

お食事以外でも海産物をはじめとした物産品、スイーツやグッズなど、羅臼のお土産物が揃っています。

知床の大自然の知識を深められる知床羅臼ビジターセンター

ご飯を食べた後は道の駅から車で10分ほどの距離にある知床羅臼ビジターセンターへ行ってみることになりました。

知床羅臼ビジターセンターは、環境省が人と自然を結ぶ拠点として設置した施設。

シャチの全身骨格標本やヒグマやエゾシカの剥製などの展示や世界遺産知床の歴史、自然が解説されたパネルなど知床について知ることができます。

流氷バードウォッチングで見られるオオワシ、オジロワシに関する展示の「海ワシ展」も開催されていてついさっき撮影してきた海ワシたちの知識も深められました!

ヒグマの足形が展示されていたので自分の手を合わせてみた。

こんなおっきな手でパンチされたら、、私、死んじゃう

北方領土の国後島や日本百名山の羅臼岳が一望できる羅臼国後展望塔へ

ビジターセンターからは車で10分、道の駅から車で5分ほどの場所にある羅臼国後展望塔も行きました!

展望台までの急な坂道には雪が残っていて運転にドキドキしながら頑張って進みました。

すごい怖かった笑

展望台からの景色は頑張って進んでよかったと思えるほどの絶景!!!

羅臼港と街並み、真っ青な海に地平線に見える国後島!綺麗すぎる!!!

双眼鏡もあるので遠くのものも見れちゃいます!夏だったらシャチとかも見れるらしい。

室内の展望デッキにスタンプ台が置かれていたので押してみた!

羅臼で合流した東京の友人と撮ったよ!

流氷バードウォッチングの様子は北海道ラボでも記事で書くためこの日は早めに帰宅。

昨日と同じ中標津のホテルモアンに泊まります。

3日目、道東の絶景スポット美幌峠へ

行きは釧路方面から来たので帰りは美幌峠を通って帰ることにしました!

ホテルから1時間半くらいの距離にあります。

この日も快晴で雪の心配なく、運転をすることができました!

初めての美幌峠!日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖を一望できる絶景に感動!

屈斜路湖の湖面が結氷していて白くなっているのがわかりますか?

北海道の寒さが作りだす神秘的な光景です。

写真左側が知床連山、正面奥には硫黄山など大パノラマの絶景が広がっています。

頂上には石が積まれていた。頂上に石を積むっていうのは登山ルールなの?なんなの?

調べたら山頂とかに道標になりように石を円錐状に積むらしい。”ケルン”っていうんだって。

また一つ知識が増えた。

美空ひばり歌にもなっている美幌峠。歌碑が置かれていました。

余談ですが仕事で東京都目黒区にある美空ひばり記念館に訪れてから美空ひばりの曲をよく聴くようになったのでここでこの歌碑が見れたのがなんだか嬉しい。

空が近く感じる美幌峠。自然のパワーがもらえるような気がして心が軽くなります。

自然を見ている時は視界が開けた感じがして悩み事とか考え事とかそういうのもどうでもよくなってきます。

自然から離れるとまた悩んじゃったりするけど一瞬でも忘れさせてくれる自然の力は不思議です。

標高525mの美幌峠の頂上には「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」があります。

2022年にリニューアルしたばかりの綺麗な道の駅。

レストランや売店、展望休憩室があるのですが、今日の目的は美幌峠名物のあげいも。

じゃがいもが大好きなので食べるのを楽しみにしていました。

お目当てのあげいもを購入できて嬉しい!

じゃがいもまるまる1個が揚げられていて1袋に3つ入り。

つまり一人でジャガイモを3つ食べることになります。笑 太りそう笑

甘くてホクホクのキタアカリが使われていて衣は砂糖の甘さ、じゃがいもはじゃがいも本来の甘さでとっても美味しいです。

2階の展望休憩室で食べたので絶景を見ながら美味しさを味わう幸せ。

また食べたい。一人でも。笑

道の駅にはグルメだけでなく、おしゃれなセレクトショップの「可不可」もあります。

東京と札幌にあるアパレル&雑貨ショップの姉妹店です。

地元の特産品から洋服や小物まで厳選された商品が陳列されていました。

ショッピングもできちゃう道の駅はわざわざ訪れたくなりますね。

コーヒーショップやホリエモンがプロデュースした「小麦の奴隷」というパン屋さんもあります。

「小麦の奴隷」のザックザックカレーパンはカレーパングランプリで4年連続金賞を受賞した人気商品。

あげいもとどちらを食べるか迷いました。

あげいもでお腹いっぱいになっちゃったので今度食べにきたいな。

お腹も心も満たされてお家に帰ります。

帰り道ではキツネさんに出会いました。

2泊3日の道東旅行を終えて

天気にも恵まれて”初めて”にたくさん出会った今回の旅行。

知床に行く時は遠すぎて「北海道って広いな」と改めて感じました。

まだ行ったことのないところ、知らない景色、食べたことのないものがたくさんある北海道は何年経っても新しい発見があって楽しいです!

今回の旅行で感動したBEST3を唐突に発表します笑

1.流氷バードウォッチング
2.野付半島の流氷
3.美幌峠の景色

夏になったら青じゃなくて緑に溢れた景色も見れるのだと思うとまた行きたくなりますね。

北海道に戻ってきて本当によかった!

基本、車移動だけど車から見える山の景色、空、地平線、、、何気ない景色にいつも心が癒されます。

北海道大好き!

終わり!みんなも北海道にきてね!!!

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