8月10日〜13日に十勝、上士幌町で行われた北海道バルーンフェスティバル!
十勝が地元でありながら一度も行ったことがなかったので今年初めて行ってみました。
そのついでにタウシュベツや湖底線路にも立ち寄りました!
北海道バルーンフェスティバルとは
1974年から始まった国内で初めての熱気球の大会で今回で第50回目の開催。
毎年8月に行われる大会には全国から参加者が集まり、40機近くの熱気球が上士幌の上空を彩ります。
夏だけでなく、2月にも「上士幌ウィンターバルーンミーティング」という冬の大会も行われ、冬の澄んだ空に浮かぶ熱気球が見られます。
気球は見るだけではなく、実際に気球に乗って約20mの高さでの係留体験ができ、空からの北海道の景色を見ようとたくさんの人が搭乗体験の待機列に並ぶほどの人気です!
また会場となる上士幌町航空公園には屋台が並んだり、大道芸が行われたり、イベントステージではショーやライブやコンサートも楽しめる充実したイベントになっています!
この公園ではキャンプもできるのでバルーンフェスティバルに合わせてキャンプに来るのもいいですよね!
夜には熱気球にバーナーの炎を灯し、会場を幻想的に照らし出す「バルーングロー」が上士幌航空公園の夜を盛り上げます。
午前中のタスクフライトは5時半から行われ、バルーングローは19時半から行われるのでまさに朝から夜まで一日中楽しめるイベントとなっています。
初日の午後に初参加!残念ながら風の影響で競技が中止に
十勝の観光文化検定で勉強してからずっと気になっていた「北海道バルーンフェスティバル」。
今年の夏は8月10日〜13日の開催だったので10日の午後からイベントに参加して来ました!
当日は晴れていて天候も良さそうに感じたのですが風の影響で午後の競技は中止。
搭乗体験は行っていて2機の気球が浮いていました。
気球のイベントなので天候の影響を受けやすいというのは頭に入れておいた方がショックは少ないかもしれません。笑
初めて間近で見た気球は思ったよりもとても大きくてインパクトがあり、
しかも綺麗な青空に浮かんでいて「わ!!すごい!!気球だ!!大きい!!!青空との相性最高!!!!!」と感動←単純
しかも、愛車のクロスカブのメーカーのホンダの気球でテンションが上がりました!
(クロスカブの乗り心地最高です!作ってくれてありがとう!)
オレンジ色の気球は熱気球のまちである上士幌町をイメージした町のPRキャラクターのほろんちゃんです。
ほろんちゃんは上士幌町の空と大地の妖精でとっても恥ずかしがり屋な性格だそうです。笑
ほろんちゃんとホンダの気球に挟まれた私。
空にふわふわ浮かんでいる気球は眺めているだけで心が癒されます。
競技は見れませんでしたが、お腹が空いていたので美味しいものを食べようと屋台を探索。
士幌町の道の駅「ピア21しほろ」の出店があったので、しほろ牛の牛丼といももちをいただきました。
いももち大好き。北海道の回転寿司屋さんでは必ず食べてスーパーでも見かけたらたまに買ったりして、お家でもいももちもかぼちゃ団子も作ったりして。
それくらい好きないももちと屋台なのに変に高くなく、650円で販売していたしほろ牛の牛丼。
大自然の中で育ったしほろ牛は少ない脂肪と柔らかい赤身が特徴です。
牛丼なのにこんなにジューシーで美味しい牛肉を食べれるのはなんて贅沢な気分なのでしょう。
コスパ良すぎる牛丼です。
ちなみにこの牛丼は楽天のふるさと納税にもありました。
ほんとに美味しかったし、食べごたえもあったのでおすすめ。
キャンプに来ている人もたくさんいました。
朝から夜まで楽しめるイベントなのでキャンプも兼ねてイベントに参加するのはとっても良さそう!
車中泊もOKだったので私もここで車中泊してみたい。
翌日、再びイベントへ参加!無事に競技が開催されました!
10日の午前は競技をやっていたみたいで午前中の方が開催の確率が高そうな気がしたので11日の午前に再び行ってみました!
数十機の気球が上士幌の上空に浮かぶ光景をどうしても見てみたくて頑張って早起きして行くことにしたのです。
午前の競技は無事に開催され、上士幌の空にはたくさんの気球が浮かんでいました。
(ちなみにこの日も午後の競技は中止でした)
頑張って早起きして良かった(^-^)
この日は風の影響で各自の場所から離陸でしたが、風の影響がなければ会場からの一斉離陸の様子が見られます。
上空をゆったりと浮かぶたくさんの気球が見せてくれる景色はファンタジーの世界に入った気分になって思わず現実を忘れてしまう。
ゆったりと浮かぶ気球を見ていると自分の心もゆったりとしてきます。
これくらい日々心にゆとりを持って過ごしていきたいものです。(すぐテンパって余裕なくなる私)
平日よりも休日の方がステージのイベントが多いのでそれも楽しみたい方は休日に来た方が良さそうです。
一斉に離陸する気球を見てみたいし、写真に撮ってみたいので来年もまた来ようと思います!
もっとイベントも楽しみたいのでキャンプで泊まりでイベントに参加するぞ!!
上士幌町の観光スポットで寄り道
幻の橋と呼ばれる人気の観光スポット、タウシュベツ川橋梁
糠平湖の水位によって姿を消してしまう幻の橋と呼ばれるタウシュベツ川橋梁。
時期やその年の雨量によって水位が変わるので「ひがし大雪ガイドセンター」のTwitterで橋の様子を確認してから行きました!
タウシュベツ川橋梁は近くでも遠くからでも見ることができますが、最も簡単に見れる方法はタウシュベツ展望台から見ること!
なぜなら近くまで行って見るにはタウシュベツ川橋梁へ行く道のゲートを通るのに鍵が必要になるからです。
ひがし大雪自然ガイドセンターのツアーで行くか自分で鍵をインターネットで予約して道の駅かみしほろで借りるかどちらかになるので気軽に訪れたい時は展望台から見るのがおすすめ!
展望台までは少し森の中を歩くのですが、人気の観光スポットなので人一人いないということはなく安心して歩けます。
ですが、熊の目撃情報があったこともあるみたいなので注意しながら進みましょう。
林の中の散策路を200mほど進むと展望台にたどり着きます。
展望台からのタウシュベツ川橋梁。
ここから750mくらいの距離があります。
APS-C機と100-500mmの望遠レンズで展望台からでもこのくらいの写真は撮れました。
(もちろんトリミングしてますが。)
昭和初期に旧国鉄士幌線が谷や川を渡るために造られ、長さは130m、11連のアーチがあり、鉄道遺産にも登録されています。
雨量が少ないためなのか水が全然なかったのですが、時期に寄って風景が変わるタウシュベツ川橋梁は何度でも訪れてみたいですね。
湖の水がある時の光景↓
修復などは行われていないためいつ崩れるかわからず、もしかしたら今年が最後かもしれないとも言われており、それまでには一度はその目で見てみることをおすすめします。
私は近くで見たことがないので見られるうちにまた訪れたいと思います。
まるでジブリの世界、然別湖の湖底線路
北海道の湖の中で最も標高の高いところにある然別湖。
然別湖は2万6千haもある日本最大の国立公園の大雪山国立公園内にあり、大自然の中に佇む雄大な湖。
然別湖周辺は曇っていましたが、晴れの時には見られない幻想的な風景!
カヌーに乗って散策することもできます。
自然の中の綺麗な湖をカヌーに乗って散策するなんて気持ち良さそう。
この然別湖には、「千と千尋の神隠し」のワンシーンの思い出させる湖底線路があります!
曇りの日でも水の透明度のおかげでその姿を見せてくれた湖底線路。
グリーン色に見える湖面もとっても綺麗。
冬には湖は凍ってしまうので5月下旬〜10月下旬の間、その姿を見ることができます。
映画のように湖底線路はここに列車が走っていたとかではなく、遊覧船を陸に引き上げるための線路です。
でも、湖に沈んでいる線路を見ると映画の世界の出来事が本当にあったのではと思ってしまいます。
晴れの日だとこの線路が先の方まで続いている光景が見られます。
然別湖に行くにはカーブの続く道を通り、車同士のすれ違いがどちらかが止まらないといけないような狭い道も通らなければならないので運転には注意が必要。
そんな大自然の中にある然別湖には世界でもここにしかいないオショロコマ亜種のミヤベイワナの生息しています。
周辺の岩場には絶滅危惧種のエゾナキウサギも生息しており、観光スポットでもありますが、それよりも動物たちにとっての貴重な棲家であることを忘れてはいけないなぁと思います。
以前、大雪山周辺で撮影したナキウサギ。可愛い。
鳴き声はこちら。
この自然が守られてまた綺麗な景色を見られるような時代がずっと続いてほしい。
自然に囲まれた広大なまち、上士幌はドライブしているだけで楽しい
東京都23区を超える約700㎢のまちの70%以上が森林地帯である上士幌町。
ドライブで見た広い空と豊かな自然の景色が心を穏やかに癒してくれました。
そんな広い空と自然の溢れたまちに浮かぶカラフルな気球、
もう2度と見ることができない景色になるかもしれない貴重な光景のタウシュベツ川橋梁や
大自然の中にある然別湖の湖底線路、
自然との共存を感じられたまちでした。
天気に左右されるイベントや景色ですが、言い方を変えれば来るたびに違った風景を見せてくれるということなので何度も足を運びたくなってしまいます。
何度も足を運ぶ中できっとどんどんこのまちをまた好きになるのだろうなと思いました。
次はツーリングでナイタイ高原に行こうと思っています!
いつも新しい景色を見せてくれる北海道。やっぱり大好き!
YouTubeにもこの日の様子を載せています!
【使用機材】
Canon コンパクトデジタルカメラ PowerShot G5 X Mark II