NHK朝ドラの「なつぞら」の舞台、十勝の中心都市の帯広市でソロツー
私の地元である帯広市にはとかち帯広空港があり、札幌への高速道路や高速バス、JRなど他の都市への移動も便利な人口約17万人の北海道の主要都市です。
主要都市でありながら自然豊かな土地のおかげで広大な畑が広がり、帯広市が含まれる十勝は食料自給率は1000%超え!
ちなみに北海道全体での食料自給率は約200%ですがそれを遥かに超えた日本最大の食料基地です。
その中心地にある帯広はチーズや乳製品、スイーツやパンが美味しく、六花亭のマルセイバターサンド、柳月のバームクーヘンなど名菓揃い。
また豚丼発祥の地でもあり、市内各地に豚丼のお店があって、スーパーでも豚丼のタレが売っています。
観光地としては世界で帯広でしか見られないばんえい競馬やNHKの番組に紹介され大ブームとなった幸福駅などもあり、大自然とグルメ、観光地の揃ったまちです。
そんな帯広市で今回はばんえい競馬場、幸福駅、愛国駅、空港近くにある十勝野フロマージュの「カフェみるね。」の4つをバイクで巡った様子をお届けします!
「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで知られる幸福駅と愛国駅
旧国鉄広尾線の幸福駅と愛国駅はNHKの番組で紹介されたことをきっかけに一気に有名になりました。
縁起の良いネーミングの「幸福行き」切符は「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともにブームとなり、4年間で1000万枚も売り上げたそうです。
愛国駅と幸福駅は恋人の聖地にも選ばれていて現在も交通公園として多くの観光客が訪れている人気のスポットです。
当時の切符や鉄道道具、パネルやSLを展示している愛国駅
まず訪れたのは愛国駅。
現在は交通記念館として誰でも訪れやすい公園として開放されています。
駐車場から見えるSL。
当時の駅舎が訪れた人々を迎え入れてくれます。
駅舎の横には恋人の聖地登録記念碑。
愛国駅と幸福駅は2008年に恋人の聖地として登録され、恋人同士にも人気のスポットにもなっています。
その横には1000万枚を売り上げた切符を型どったモニュメント。
愛国から幸福ゆきって文字が入った切符って恋人同士にぴったりの切符ですよね。幸福へのパスポートみたいな。
ブームになった理由がわかる気がします。
駅舎の中に入ると当時使われていた鉄道道具や当時の切符、歴史を伝えるパネルなどが展示されていました。
昭和62年まで稼働していた広尾線の切符、どれだけの人がこれを買って乗車したんだろう。
駅舎の中を通り抜けると当時のSLが目の前にありました。
当時のものが保存されているはずなのにとても綺麗でなんだか今にも動き出しそうにも見えます。
駅舎横には待合所があり、これから行く幸福駅ほど混雑していない穴場スポットなのでゆっくり休憩できそうです。
年間20万以上が訪れる帯広市を代表する観光スポットの幸福駅
愛国駅からバイクで10分ちょっと。とかち帯広空港から帯広市街行きへの空港連絡バスの通り道にある幸福駅。
廃線まで活躍していた2両のディーゼルカー、プラットホーム、駅舎が残されており、当時の様子を伺うことができます。
駐車場からもディーゼルカーが見えて写真映えするオレンジ色のレトロな車両は思わず写真を撮りたくなります。
幸福駅の駅舎。
木造の駅舎の中は幸福駅の売店で販売されている切符で埋め尽くされていました。
名前やおもいおもいのメッセージが書かれている切符が貼られていてどれだけの人に親しまれている場所なのか実感できます。
板張りのプラットホームの横にディーゼルカー。
緑の中にあるオレンジ色が綺麗な風景を作り出しています。
2つあるディーゼルカーの中も自由に入ることができ、一つは休憩スペースになっていました。
4月末~11月末まで「幸福駅ハッピーセレモニー」というウェディング体験ができるイベントも行われていて壁にはその写真が。
もう一つのディーゼルカーの中は床や座席が当時のままでノスタルジックな雰囲気です。
窓から見る光景は当時と変わっているのでしょうか。
ここに座っていた方々と同じ景気を見られているとしたらなんだか不思議な気持ちですが、当時はもっと木が生い茂っていたのかな。
フォトスポットとしても人気の幸福駅。写真を撮っている人も多かったです。
空港から車で3分の距離にあるチーズメニューが盛り沢山の「カフェみるね。」
そろそろお腹が空いてきたのでランチにします。
いつも帯広空港を利用するときに通りががってずっと気になっていた「カフェみるね。」は幸福駅からバイクで4分くらいの距離にあるので今回のツーリングにはぴったりの場所です!
中札内に本店がある十勝野フロマージュのカフェで広い畑を眺めながらゆったりランチ。
十勝野フロマージュは「おいしいカマンベール」という商品がJAL国際線機内食にも採用されている手づくりナチュラルチーズの販売をしているお店です。
チーズ料理がたくさんあってチーズ好きな私にはたまらないメニューの数々。
お店おすすめメニューの十勝食材の十勝ラクレットモールウォッシュがけを注文!
バケットとウィンナー、ブロッコリー、じゃがいも、カボチャなどチーズに合う食材が入っていてペロッと食べれちゃいました!!
ワインが飲みたくなる。(そんなにお酒飲まないけど)
十勝野フロマージュはジェラートも有名でここのカフェや本店、中札内村の道の駅でも味わうことができ、ジェラートだけを買っていくお客さんもいました。
私も本店でよく食べに行ってた大好きなジェラートです。
十勝食材を使用したフレーバー。今日は時間がなかったのでジェラートは諦めます。。
帯広空港から近いこのカフェですが、今月に本店へ移転するそうです。
本店も空港から車で15分の距離で訪れやすいことに変わりはないのでチーズやジェラートが好きな方にはおすすめなお店です。
なおジェラードや「おいしいカマンベールチーズ」はインターネットでも購入可能です!
世界で帯広にしかないばんえい競馬
お腹を満たしたところで帯広定番観光スポットの帯広競馬場に向かいます。
「カフェみるね。」からバイクを走らせて30分ほど。
帯広競馬場で行われるばんえい競馬は帯広以外にも旭川、北見、岩見沢で開催されていたこともありますが、2007年からは帯広のみでの開催で世界でもここでしか見れません。
北海道の開拓時代の農耕馬であり、体重1t越えの「ばん馬」が重りを載せた鉄ソリを引いて直線200メートルのコースでタイムを競う競馬。
競馬場の前には帯広名物の豚丼が食べれるお店やスイーツが食べれるお店、産直市場や馬の資料館などが揃ったとかちむらがあります!
北海道土産もこちらで購入できるので観光スポットとしてかなり充実した場所です。
とかちむらにレースの開催日時が記載された表が貼られていました。
レースは毎週土・日・月曜に開催され、最終ラウンドも20時45分まであるのでどこか観光した後に時間ができたら寄ってみるなど時間の調整がしやすそうです。
日によって時間が違ったりするので訪れる際は公式HPより開催日時と時間を事前に確認したほうが無難。
とかちむらを通り過ぎると競馬場への入口があります。
入場料は高校生以上100円ですがこの日は無料で入場できました。
HPを見てみるとコロナ対策の混雑回避のため当面無料らしいのですが、無料だと逆に混雑するのでは?と疑問です。笑
またレースが開催していない日でも入場可能。
馬券を購入しなくてもレースを見ることができ、エキサイティングゾーンではコースのすぐ近くから見ることができます。
馬の大きさや足の太さ、力強さなどがダイレクトに伝ってくるのでここから見るのがおすすめ。
レースのコースには2ヶ所の坂があります。
500kg~1tもあるソリを引きながら坂を登ろうとする姿は迫力満点で見ているこちらも力んでしまいます!
ばんえい競馬は馬だけでなくソリの最後尾がゴールの線を通過してゴールです。
観客もスタート地点からゴール地点まで走りながら応援していて馬券を購入していない私もつい熱が入る!
周りが盛り上がっていると更に楽しくなりますよね!
競馬場でレースを楽しんだ後は競馬場奥にあるふれあい動物園へ。
こちらではばん馬ににんじんをあげたり、うさぎに触ったり、ポニーを見たりできます。
間近で見る馬の筋肉が凄い。白馬って綺麗で神秘的。
ウマ娘で競走馬に興味をもってゴルシの動画を見たりして好きなお馬さんはゴルシになりました。
ハルウララも可愛いですよね。
帯広から車で3時間くらいの新冠町のビッグレッドファームにゴルシがいるみたいなので今度行ってみよう。
ばん馬を見た後にポニーを見るとより小さくみえる。
動物園は17時まで。
とかちむら内の紫竹ガーデンカフェでソフトクリーム
最後はとかちむら内にある紫竹ガーデンカフェでバラ味のソフトクリームを食べました。
見た目がピンクで可愛い!
紫竹ガーデンは帯広市郊外にある15000坪もあるガーデンで観光スポットにもなっていて、私もまだ行ったことがないので今度行った時にまた紹介したいと思います。
バイクでは初めて訪れた帯広定番観光スポット
車でも走るのも好きな今回のドライブコースはバイクで走っていてもとても気持ちよかったです。
帯広市街からとかち帯広空港までの30分ほどの距離に詰まった観光スポット。
空港より南に進めばと黄金道路を通り過ぎてえりも岬や日高方面に向かうこともできるので、ツーリングコースとしてもおすすめ。
地元をバイクで走るのは見慣れた風景を違った視点で見ながら走ることができるので改めて地元の良さを感じることができました!
東京からも直通便があり、訪れやすい帯広市。
今回紹介した幸福駅や愛国駅、帯広競馬場はバスでも行くことができるのでツーリング以外での観光の時にもピッタリ!
今回の記事で帯広市の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです!
【使用機材】
Canon コンパクトデジタルカメラ PowerShot G5 X Mark II
ボディ Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R7
レンズ Canon RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
YouTubeでもこのツーリングの様子をアップしています。
ばんえい競馬は映像で見ると迫力があるので是非見てみてください!